[一般住宅]
吹抜けが冬の生活に少々こたえる。(笑)
金沢は高度な文化を持っているが、冬の印象は暗い。
だからこそこの文化が生まれたとも言えるが、現代のスピードと便利さと明るい時代感覚と多少ずれているとも言えなくは無い。
それは家のデザインにも現れている。
概して窓が小さく、重い瓦屋根を背負っている。
内部も見方を変えると空間的に重くて暗い。特に若いひとはそう感じるだろう。
この家ではそれを打破すべく、大きな開口、吹き抜け、白い空間、階段の下の「半分収納」、軽い屋根など、むしろ北の国のタブーとも言える事に挑戦している。
ハウスメーカーの規格では出来ないことである。
これからの若いひとの典型となることを願っている。
外壁はガルスパン15、ガルバリウム鋼板平貼り。
エアコン室外機カバーにはFRPグレーチング(40×40)などの異なる素材を配置した。
建物本体にはエキスパンドメタルのバルコニーとガラスの庇がアクセントと迫力を感じさせる。
この家の南側には1階・2階共に大開口を設け、1階部分には奥行きが狭いながらも、タイルテラス隣地境界際にブロックで目隠し壁を設け、プライバシーと採光を確保。
玄関、階段、吹抜け、外部空間を一体化することで決して広くないLDKに縦・横方向の伸びを与えている。
プレゼン・設計・工事においての感想
設計士との家作りが楽しく、又、格好いい家に仕上り大変満足しています。