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施工実績|建築

冬陽ざし、夏日かげの家

[一般住宅]

冬陽ざし、夏日かげの家
プレゼン・設計・工事においての感想

何度も打合せを重ねていく中で自分達の希望も明確になっていったし、石村先生や担当して下さった明翫専務はとても話しやすい人柄で何でもこちらの希望を伝えやすかったです。
工事に関しても細かく仕事をしていただけたのだと思っています。
ありがとうございました。

実際に生活してみての感想

自分達が納得いくまでこだわって作った家は、やっぱり快適です。
メープルの床も足ざわりがよく気持ちがいいし、床暖もとってもあったかく満足しています。
1階と2階のつながりも吹抜けを通して感じられるし、光の入り具合も明るくて最高です。

コンセプト

この住宅は冬場には陽ざしが差し込み、夏場には日かげとなるリビングを持つ家である。
冬場は太陽高度が低く、夏場は高い。正午の太陽高度は冬至が30度、夏至では77度。
庇の長さを太陽高度から計算し、日照のコントロールを行った。
外部には施主の要望である「料亭の入口のようなアプローチ」を設けた。
その格子により表通りからの視線は柔らかく遮断され、居心地のよい居住空間となっている。
キッチン奥の床は1段下がっており、リビング側から見るとキッチンは通常の高さより低くなっており、リビング空間とキッチン空間のつながりに違和感をなくしている。
キッチンは家具として特注製作しダイニングテーブルと一体化している。
施主の要望をミリ単位で聞き取り製作したので、施主にとって非常に使い勝手のいいものになっている。

株式会社明翫組より

家につけられた名前の通り、冬と夏の太陽の高度を計算し、リビングには冬場には陽が差し込み、夏は日かげになるように設計された家です。

  • 施主様がこだわりを持ったキッチン。
  • 家族を繋ぐ吹抜け。
  • 落ち着いたデザインのアプローチ。

設計段階、施主様の要望を、石村先生がしっかりと受け止め、自身の発想を加えて積み上げていきました。
工事が始まっても、現地で施主様と石村先生にひとつひとつの材料の色や質感などをご相談・ご確認頂きながら、工程を進めていきました。
設計から工事と、施主・設計・施工の3者が良いパートナーシップを築きながら竣工まで進んできたということが、それぞれが納得のいく「家」へ繋がったと思います。

冬陽ざし、夏日かげの家
工事場所
石川県金沢市
竣工年月日
2008.12
設計
聖建築設計事務所
photo
新谷篤一
冬陽ざし、夏日かげの家
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構造
主体構造:木造
基礎:布基礎
規模
地上2階
敷地面積:139.98m2(42.42坪)
建築面積:80.32m2(26.00坪)
延床面積:102.60m2(31.10坪)
屋根
カラーガルバリウム鋼板0.4t立平葺(一部FRP防水)
外壁
サイディングの上 弾性リシン吹付け
アプローチ:米ヒバ化粧材+キシラデコール塗り
リビングダイニング
床:カエデ無垢フローリング+リボス塗装
壁:ビニールクロス
天井:ビニールクロス
寝室・子供室
床:カエデ無垢フローリング+リボス塗装
壁:ビニールクロス
天井:ビニールクロス
住設機器
キッチン:造作
衛生機器:TOTO
暖房:三菱ヒートポンプ